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★貧困・ひきこもり等研究委員会の研究課題として

~『段取り8分、仕事2分』が理解できない~

なぜ義務教育の中で教師たちは児童や生徒に対して
宿題や課題などを出す事は本当に必要とするのだろうか?

 昔から『段取り八分、仕事二分(段取り8割、仕事2割)』と言われるように、『良い結果』を産み出すためには、『段取りの大切さ』をリーダーたちは重要視いたします。不登校の少年少女やひきこもりの若者たちの多くは、異常に『段取り』に対する役割を軽視し、『仕事(作業)のみ好結果』を求めて、動きたがりません。

しかしながら、利益を出し続けている企業、例えば、日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ自動車は、仕事において段取りを重視していることをご存知ですか? 特にトヨタ自動車の創業者 豊田喜一郎の孫である『豊田章男』さんは、『そもそも自動車メーカーは何のためにあるのか?そのために、どんなことをしなければならないのか?』という企業理念という段取りにこだわり、トヨタ自動車の名社長と呼ばれた『奥田碩』さんが『豊田章男くんの人間ならトヨタにはゴロゴロといる』と言って、一般社員と同等の人材として扱われながらも、実際には『奥田碩』体制時代には不可能とされている純利益2兆円、自動車販売数世界一をマークする会社へと進化させております。

つまり『結果だけ、作業(仕事)だけ』を追求する『奥田碩』さんと、『段取り(基盤)が重要だ』と考える『豊田章男』さんと違いは、『段取り八分、仕事二分(段取り8割、仕事2割)』という考え方を重視するか、しないかの差だけなのです。

  さて、不登校の少年少女、ひきこもりの若者たち…そうでない子と、当事者になっている子の違い、まさに『段取り8割、仕事2割』という概念を教えて、理解し、行動できるか…難しいように思えて、実は簡単な事に気付けるか?気付けないか?なのです
                                            (the Tokyo U-club 理事 太田政克)
                                                                                   

ひきこもりや不登校の子供たちに多い発達障害。『段取り8分、仕事2分』が出来ないため、協調に欠けてしまう傾向がある